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在留資格と査証(ビザ)の違いは?

在留資格と査証(ビザ)の違いは?

 

 

「ビザ」とは査証のことですが、一般的に、在留資格のことも「ビザ」と呼ばれることがあります。

 

ここでは、本来の意味における在留資格と査証(ビザ)について、それぞれの特徴と違いをまとめてみました。

 

 

在留資格とは?

 

在留資格とは、外国人が日本に上陸・在留するために、当該外国人が行う活動の種類に応じて付与される一定の資格のことを言います。

 

詳しくは、在留資格とは?へ

 

 

査証(ビザ)とは?

 

外国人が日本に上陸するためには、有効な旅券(パスポート)を所持していることのほかに、所持する旅券(パスポート)に有効な査証(ビザ)の発給を受けていなければなりません。

査証(ビザ)は、その外国人が所持している旅券(パスポート)が有効なものであり、入国目的からみて日本への入国に問題がないと判断するものとして、海外に置かれている日本大使館や総領事館等において発給される証書です。

 

つまり、査証(ビザ)があれば必ず日本に入国できるというわけではなく、日本への入国に差支えがないということを書いた推薦状のようなものです。

 

したがって、査証(ビザ)の発給を受けていても、入国審査官の審査の結果、他の上陸許可基準を満たしていない場合には、上陸が許可されない場合もあります。

 

 

査証(ビザ)の種類

 

査証(ビザ)の種類は、以下の9種類あります。

 

・外交査証

・公用査証

・通過査証

・短期滞在査証

・医療滞在査証

・高度専門職査証

・就業査証(芸術、宗教、報道、経営・管理、法律・会計業務、医療、研究、教育、技術・人文知識・国際業務、企業内転勤、興行、技能、介護)

・一般査証(文化活動、留学、就学、研修、家族滞在、技能実習)

・特定査証(家事使用人、利益代表職員、ワーキングホリデー、アマチュアスポーツ、日本人の配偶者等、永住者の配偶者等、定住者、その他)

 

 

それぞれ入国目的が特定されているので、上陸申請にあたり、目的に合った査証(ビザ)が必要となります。

 

 

査証(ビザ)の期間は?

 

査証(ビザ)は、原則として1回限り有効で、有効期間は3カ月です。

 

又、各国との相互取決めなどにより、数次有効の査証(ビザ)も発給されています。

この数次査証は、有効期間満了まで、同じ上陸目的であれば何回でも使用できます。

 

 

在留資格と査証(ビザ)の違いのまとめ

 

このように、査証(ビザ)は日本に入国時に審査のために必要な証明であるのに対して、在留資格は日本に入国後に日本に滞在して活動できるという資格であるという違いがあります。

 

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