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【離婚破綻定住】「日本人の配偶者等」ビザから「定住者」ビザへの変更申請

お世話になっているベトナム人のお客様からのご紹介で、日本人と婚姻中ではあるが夫と連絡が取れずビザの期限も迫っているというご相談を受けました。

 

半年ほど前から夫と連絡が取れず、夫の家族にも連絡がなく、現在どこに住んでおられるのかわからない状態で大変困っておられました。

これまでケンカをすることはありましたが、それ以外はとても優しく仲のいいご夫婦だったようです。

ご本人様はとにかく元気でいるか、直接会ってどうして家を出ていったかを知りたいとおっしゃっていました。

 

しかし時間だけが過ぎてしまい、ビザの更新時期も迫ってきました。

 

 

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「離婚破綻定住」ビザとは・・・

 

日本人、永住者または特別永住者との婚姻が事実上破綻し、引き続き在留を希望する外国人は、一定の要件の下で、「定住者」ビザを取得することが可能です。

 

「婚姻破綻」の状態とは、

・特別な事情で法律上の婚姻関係は継続中である

・互いに婚姻関係を継続する意思がない

・互いに同居・扶助しあう活動が行われていない

・上記の状態が固定化されて修復が見込めない

などが挙げられます。

 

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今回、同居はしておらず、扶助しあってもいませんが、連絡が取れないことから修復も望めないのではと考えました。

婚姻関係を継続する意思については、ご主人様のお気持ちを一番知りたいのはご本人様であり、当のご本人様は今後どうしていいかわからないという状態でした。

 

 

ご主人様の家族とも連絡を取らせていただき、ご主人の現在の所在や、これまでの経緯を確認しましたが、ご本人様の話と齟齬はなく、ご本人様を助けてやって欲しいとの温かいお言葉をいただきました。

 

そして、詳細なヒアリングをした後、「定住者」ビザへの変更申請をしました。

 

 

その後、入管から資料提出通知書が来て、離婚意思について詳細な説明を求められました。

ご本人様も出来ることならこの状態を何とかしたいと強く思っておられますが、何といってもご主人様のお気持ちがわからない。。というか何でもいいから顔を見てはっきり言って欲しいですよね。

待っていてももう連絡はないかもしれない。。。そんな想いに揺れながら、それでも。。

もしかしたら、会って話をしたら戻ってきてくれるかもしれないという一縷の望みは捨て切れない、とても切ないお気持ちでした。

正直に今の気持ちを入管に報告し、判断を仰ぎましょうということになりました。

 

 

その結果、「定住者」ビザではなく「日本人の配偶者等」ビザへの更新許可をいただきました。

 

 

ご本人様がご主人様を待つ気持ちが残っていることから、今回は「婚姻がいまだ破綻しているとまでは認められない」との判断になりました。

次回更新時までには、ご主人様に会えて関係が修復されているか、または残念ながら離婚することになるのか、、、ずっと連絡が取れずご本人様がどう判断されるのか、、、難しい問題ではありますがご本人様にとって最善の道となりますように祈ってます!

 

 

 

 

 

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